渡辺琳|トカゲモドキ
新潟県出身
三瀬夏之介ゼミ
2610× 3600 和紙、水干絵具、岩絵具、胡粉、墨、パステル、カラーインク
幼い頃から人間関係を上手く築くことが出来ず、どうしても人間と関わらなくてはいけない時は、その都度適切な自分を作って場を凌ぐ。そんな自分の回避行動が、まるでトカゲのしっぽ切りのように感じられた。しかしながら、大学という新たな環境で生活し、様々に生きる人間を知るうちに、少しづつだがしっぽを使わずにいられる気がしている。未だ感じる不安や恐怖がある中で、自身を切り捨てずに生きる決意を描いた。