[優秀賞]
荒木七望|文字の特徴を参照した立体フォントの造形研究
茨城県出身
渡邉吉太ゼミ
ABS樹脂?アクリル?スチール?綿
文字とは、言葉?言語を、視覚的に記録したり伝達したりするために、直線や曲線、点を使って形作られた記号のことである。文字を使っていて、文字を読んでいて、その造形を意識するだろうか。私たちは、文字をただ情報を伝える手段として消費している。この研究では、文字を立体で捉えることで、多くの人に造形としての文字の新たな価値を伝える。私たちにより身近な「文字の在り方」を模索する。
渡邉吉太 准教授 評
ひらがなの書き順を利用して、奥行き方向に造形を展開して接地面を作るというアイデアが出てから、この研究は一気に勢いを増して前進していきましたね。悩みに悩んで掴んだアイデアの種が花開いていくのを、傍らで見守ることができてよかったです。
自らの発見をより魅力的に他者へ伝えるための方法をイメージし、一貫して突き詰めてこれたことが今回の受賞に繋がったのだと思います。
優秀賞おめでとう。