[最優秀賞]
佐藤彩花|からだにやさしい 健康たまごかけごはん
宮城県出身
ボブ田中ゼミ
健康ブームが加速し玄米食を始める人が増える一方、味を好んで食べている人は少ない。ダイエットや健康を意識しながらも、食事を楽しむ気持ちを忘れないでほしいという思いから、さわのはな倶楽部、株式会社半澤鶏卵に企画提案を行った。粘りや甘みが強く玄米食が人気のお米「さわのはな」とカロリーや脂質、コレステロールが抑えられた「お米卵(いではのさくら 白)」を組み合わせた、今までにない卵かけご飯セットを生み出した。
ボブ田中 教授 評
企画を考えるにあたって最も大切なのは課題のとらえ方だと言われます。真の課題が発見できれば、既に半分解決出来たのと同然と言われるくらいです。
佐藤彩花は、流行りの玄米が実は白米の代用品でしかないという現実を見つめ、「我慢」ではなく「美味しい」へと転換させることを課題として設定しました。こういった視点は、彼女の持つ勘の良さからくるものであり、企画者にとっての素質でもあります。
そしてその解決策のために、玄米と結びつけたのが脂質やコレステロールが少ない卵でした。入学当初から「良いアイデアは今までにない組み合わせ」だと言い続けてきましたが、まさにその概念を具現化させたものと言えます。
最後に行動力。山形の2つの企業との連携を模索し、山形という地域でしかできない商品として、実際売り出してしまったのです。
すべての面において、創設から13年目を迎えた企画構想学科の「今」と「未来」を代表する企画と言えます。