伊藤みさき(芸術文化専攻 絵画研究領域)|四季山燦花蝶図
東京都出身
末永敏明ゼミ
2000×4800×40mm 白麻紙、染料、墨、胡粉、岩絵具
数百年前の日本の絵画から現代に至るまでの画材や表現に一貫するのは「人と自然の関わり」です。
和紙は植物、筆は動物の毛、絵具は土や岩から、そこに人の手が加わり完成します。日本絵画や日本画材は人と自然の関係の間にある素材と言えます。それは永く自然とともに生きる人々の姿?姿勢そのものでもあります。誰しもがその自然の流れの中に在り、この地で絵を描くという行為は私が示す「自然と共に在る」という姿勢なのです。